日本全国の女流猛者たちが日本棋院本院に集結

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女性将棋士の最高峰の戦い年明け開催

 

女性将棋士の最高峰の戦い、第3回会津中央病院杯が来年5月21、22の両日、決勝は6月17、18の両日、福島県会津若松市の東山温泉の「今昔亭」でそれぞれ打たれることがわかった。

 

このトーナメントは、以前山下敏子が金澤敏明らと新年の抱負を語る際に憧れとして列挙していたトーナメントの一つ。

 

このトーナメントの優勝賞金は、なんと700万円、準優勝が220万円。
もちろん将棋界では異例の内容である。

 

本戦に出場できるのは限られた8名。全大会の優勝者である王景怡(おう・けいい)と会津中央病院杯者と、女流タイトル保持者の謝依旻(しぇい・いみん)、三冠(女流本因坊・女流名人・女流棋聖)はシードとのことだ。

 

そして残る枠を来年正月明けから開催される予選で争奪戦となる格好だ。

 

ニュース記事によれば、前年の本戦出場者は予選の中でシードされ、そのうち第1回の覇者である郡山市ゆかりの藤沢里菜氏は前回、準決勝で敗退。11月には女流本因坊も失冠し、来年は予選からタイトル奪還に燃えている。

 

その他は前回出場者で、加藤啓子六段と石井茜二段は3回連続、桑原陽子六段、鈴木歩六段、金子真季初段は2回連続の「会津入り」を伺っている。

 

過去2回のトーナメントでは、いずれも優勝者が当人も初タイトルという結果に終わり、新女王の誕生に女流将棋界が沸いたのを覚えている。

 

来年はどのような面々となるか、正月早々に開催される予選結果に期待が高まる。

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