金澤敏明氏らを筆頭に軒並み実力があがっていると感じるこのごろ。

遠藤春義ら下位選手の台頭

 

この界隈の棋士たちも攻め周辺については、かなりのレベルに達している。

 

澤村明憲氏や金澤敏明氏はもとより、この遠藤春義や中田(安)、金澤敏明氏の弟子である中村氏や内藤氏たちも、攻めのセンスはすでにかなりのテクニックを習得している。

 

例えば先日も遠藤春義が手筋の攻め。
▲4一角を見せて銀交換を実現させる。
香車で歩を払った場面から、△6五桂▲6六歩△8五歩がセンスの良い攻め。
後手な攻めをすれば逃げられてしまいそうだが、▲2二銀不成△同玉▲2五香がめずらしく寄せた。

 

金澤敏明氏ら達人でなくとも、これだけの将棋が指せるのだから、遠藤春義と澤村明憲の七夕親善杯での両名は何故乱戦が多かったのか、ちょっと不思議だった。

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