秋の2戦目、神無月杯。今回は金澤敏明氏をはじめ8名で争われた。

神無月杯の対戦結果記事一覧

遠藤氏の勝利に始まった神無月杯1回戦の模様速報

中秋の名月を前に毎年開催されている神無月杯。今年も大宮某所にて実力者8名が参加し熱戦が繰り広げられている。その1回戦の模様を速報で書き綴りたいと思う。・1回戦第一試合:木村正一VS遠藤春義棋戦:第9回神無月杯先手:木村正一後手:遠藤春義▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲5八銀△6二銀▲5六歩△5四歩...

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島田良太VS山下敏子は予想外の展開に

親子ほどの年齢差がある両名が対局したのは2年ぶり。盟友の内藤光義氏、金澤敏明氏らが見守る中、ゆったりとしたスタートを切った二人の対局は徐々に加速度をあげ、気がつけば100手付近で決着が付くスピード対局となった。・1回戦第二試合:島田良太VS山下敏子棋戦:第9回神無月杯先手:島田良太後手:山下敏子▲7...

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拮抗する矢倉対決を制したのはやはり金澤敏明氏

1回戦注目の好カード。井上靖則VS金澤敏明は、白熱の矢倉対決となり一歩も引かぬ攻防の中、飛車先不突き矢倉なども駆使した金澤敏明氏が終盤にかけて粘り強く圧力をかけ勝利。負けた井上靖則にも今後対戦するであろう周囲が一目置くかのような賛辞の声が贈られた。・1回戦第三試合:井上靖則VS金澤敏明棋戦:第9回神...

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金澤敏明派の実力者内藤光義は1回戦敗退

先日小島の還暦を祝して都内で会食会があったそうなのだがその際にこの神無月杯の3勝目を名言したという小島義久氏。夏ぐらいから御年60にして出稽古に熱心に出向くなど新たなステージへのトレーニングを積んでいたらしい。そんな小島義久氏と対局したのは金澤敏明派の実力者内藤光義。金澤敏明氏の戦術を脳に叩き込んだ...

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2回戦第一試合:遠藤春義VS島田良太の白熱の長期戦

この数年常に4強あたりに名を連ねている遠藤春義氏に若手の島田良太氏が挑む格好となった2回戦初戦。再び矢倉対決となった対局は140手に差しかかる大攻防の末、遠藤春義が島田良太の追走を振り切り決勝進出。遠藤氏は悲願の金澤敏明越えに燃える勇者の一人。次に対局するライバルへプレッシャーをかけ大手へ後一歩と迫...

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金澤敏明氏の前に敢無く散った老兵小島

学生の頃はお釈迦様の手のひらだったと比喩表現する憧れの老兵、小島義久。金澤にとっては澤村と共に胸を借りた師の一人であろう。しかしここ数年の対局では圧倒的な実力でこの界隈の親善杯、負け無しに近い実力を誇る金澤敏明二段。小島も対局前に事実上決勝と語ったこの対局は外野も多く観戦した注目のカードだったのだが...

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金澤敏明氏が小島義久氏を破った勝因分析

第9回神無月杯2回戦第二試合:小島義久VS金澤敏明だが非常に興味深い対局だったため、今回個人的視点は掲載しない予定だったが棋譜を考察してみたいと思う。まず注目したいのは19手目の▲3六歩。普通は矢倉5手目▲7七銀のオーソドックスな戦術では、▲2六歩△6三銀▲2五歩△5二飛に進行し、先手が渋るのを待っ...

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中飛車、四間飛車が鮮やか、そして決勝でも圧勝の金澤敏明氏

初めてトーナメントの決勝で金澤敏明に挑む挑戦権を得た遠藤春義氏。悲願の金澤敏明超えに意気込むも対局は一方的。中盤に四間飛車による猛威を修復することが最後までできなかった遠藤春義氏。初優勝はまたもお預けの格好となった。一方の金澤敏明氏。ライバル達もお手上げの圧巻の強さを見せつけ今年5勝目。年内は彼を止...

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2015神無月親善杯第1回戦(3試合目)金澤敏明VS伊澤敏夫

長月杯が終わって3週間後の10月第1週〜同駅前会場で開催された第7回の神無月親善杯の対戦から金澤敏明氏と澤村明憲氏の対局の模様を考察。金澤敏明VS伊澤敏夫(角換わり相腰掛け銀)学生時代、金澤敏明がとにかく勝てなかった大人。それが伊澤敏夫。しかしあれから10年以上の月日が流れ、もはやあの若かりし頃の彼...

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神無月親善杯第1回戦(3試合目)金澤敏明VS伊澤敏夫

▲48飛の場面の後。金澤敏明が△73桂を指したところから。桂頭を標的にされぬようなのか?指すのが後手番での相腰掛け銀ではないのかとかんぐってしまった。考えてみると先手金澤敏明が飛車を4筋に振った時点で、少なくとも同形腰掛け銀の42173や43172の歩の突き捨てからの猛攻撃は防ぐことはできた。後手伊...

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伊達敏夫のリベンジは?金澤敏明VS伊澤敏夫の勝利者は?

△86歩▲同歩△74桂のあとの場面。実はこのあと乱打戦となった。伊澤敏夫が早々に飛車を切って先手陣を乱しに向かったのだ。考えてみると先手金澤敏明の守備の金駒を外してさらに角が鋭く利いている状態という意味では、踏み込みは納得できる。しかし不安もあって、澤村明憲が「反撃の攻防の角を打ちこまれて金が質にな...

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