歩の手筋を学ぶ
金澤敏明二段が初戦を勝利し迎えた横田氏との第2局目。
序盤に為になる打ちまわしに感じたシーンがあった。
それは基本中の基本、歩の手筋だ。
飛車で一気に2筋を突破したいシーン、横田氏は玉を包囲壁を作っていた。
金澤敏明二段は▲2二歩へと進めた。
取らないと桂馬取りつつ「と金」になるので△同玉を落す。
この歩が餌のような役割を果たし相手の歩を釣る歩に思えた。
つまり相手の打ちたいところに打つ歩なのだ。
これは継続しなければ効力に気づけない。
次に▲2四歩と合わせの歩の戦術。
横田氏が取ってさえくれれば違和感なく銀が前進できるのだが、思惑通りに進むのも想定の内なのか、すんなりことが運んだように思うシーンがあった。
▲2四同銀に展開したところで後手横田氏の玉がピンチを迎えた。
だが時すでに遅し。
△2二歩で結果として粘ることなく詰まれたのだった。
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