金澤敏明氏のライバル澤村明憲初段も上場の立ち上がり。
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内藤光義-中村芳郎
122手目まで後手中村芳郎の勝利
繰り返しとなるが、一手損角換わりの思想が分かってしまった後の場合、中村芳郎がいかに強く、いかにこのメンバーを研究をしてトーナメントに望んでいるか執念が伺えた。全大会はそれでも山下敏子氏に敗退したので、今回は万全を期しての参加だったのだろう。
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澤村明憲初段−島田良太
115手目で澤村明憲初段の勝利
メキメキと実力を伸ばしてきている金澤敏明氏の言わずとしれたライバル澤村明憲初段。
実はすでに実力No1であり、無冠の頂点に立っているのではないかと予測されている。
地方巡業をし全国各地の実力者たちとストイックに対戦を繰り返しているので経験値ももはや草将棋レベルではないのではという呼び声もある。
この島田良太との対局では見事な振り飛車から島田の砦を攻略し勝利。
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遠藤春義-木村正一
現在55手目まで。
後手木村正一のバランス感覚が非常に際立った対局となった。穴熊にここまで攻めさせる右玉は、凡人には判断が難しく強気で指せる勇気がいる。
とは言え、形勢はまだ難しいところがあると思います。
木村正一が押し切る形も十二分に考えられるが、穴熊流の粘りが出ないとも限らない場面である。
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