第2木曜開催の水無月トーナメント速報
14/6/12(木)開催の水無月トーナメント速報
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金澤敏明-中田(安)戦
現在79手目まで。
外野で観戦している我々から観ていて後手中田が意外にも優勢に見えるのだが、金澤敏明二段がこのまま終わるはずもなく、ここからどんな戦術で巻き返すのかが見物の状況である。
やはり矢倉は攻めて攻めて攻め倒す。これが真髄である。
現在この投稿をパソコンから行っている。
現段階の局面においても先手金澤敏明二段がどのようにして攻撃の連携を繋げていくのか、記述しておきたいところだが、中田氏が割と長考する方なので、いったん先ほど行われた対局結果を記載する。
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井上靖則-山下敏子戦
131手/山下敏子氏勝利
皐月カップに続き参加の山下敏子氏。本日も好調で、一瞬井上が凌いだかのように見えた(72手頃)、美濃囲いが思いのほか鉄壁で打ち崩すことができなかった。これが印象的な対局だった。そしてこういったことが振り飛車をやめられない理由の一つでもある。内容は終始山下敏子氏が勝勢のまま圧勝した。
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鈴木遥一氏-小島義久初段
112手目まで小島義久初段の勝利
二人ともそれぞれに個性爆発といった対局となった。59手目あたり小島義久初段の端攻めで徐々に崩壊していく鈴木氏の陣形と焦りの表情が印象的である。実力者同士の闘いだったが見事有段者の小島義久初段が勝利。
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関連ページ
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